【漫画】焰の眼(5) の感想

焔の眼(5) (アクションコミックス)物語はいよいよ終盤へ。ジョルゴールの基地を破壊しながらオセ・アガートラームに迫るクロとエレノアを守ろうとするゼノとの戦い。そして、沙羅がクロに思いを伝えるが・・・

オセ・アガートラームの小物っぷりがハンパない

前巻に引き続き小物っぷりが半端ないオセ・アガートラームさん、これは机の下で縮こまってるのか？
クロひとりを殺すために、守るべき自分たちの街を爆撃するとか、失敗した部隊を粛清するとか言い出すしもう頭いっちゃってますね。こういう人に権力を持たせちゃいけません！

クロの襲撃計画は未完に終る！？

前回4巻の感想でクロが宣戦布告したとき「まずは横須賀、次に座間、その次は横田、そして最後はここ」って言ってるけど1巻の冒頭に戻ると、瓦礫の獣は座間を襲撃しているからクロのこの計画は実行されずに終るのでは？と書いたんだけど、5巻でクロは横須賀、座間、横田はすべて撃破、司令官の首に迫る勢いでした。戦闘機を手刀で両断するとかもう人間業じゃない！ 司令官の首以外は有言実行を果たしたクロでしたが、5巻の衝撃撃なラスト！ クロ絶体絶命！！でまたハラハラしています。次巻で完結、そして「引き継がれる神髄」って。やっぱりクロはクロは・・・続きが気になる！

やっとクロと並んで歩く事ができ、思いを伝える事ができた沙羅だけれど、この展開はあまりに辛過ぎる。

あらすじ

クロは単身でショルゴール基地を襲撃、横須賀基地、座間基地に甚大な被害を与えた後、横田基地までたどり着きここでも手刀で戦闘機を両断する等の破壊力をみせる。

千蔵と小夜に出会った沙羅とエレノアは日本人の生き残りと合流するが、日本人に情けをかけられる事が我慢できないエレノアは隠れ家から逃げ出し沙羅も追いかけて街に飛び出す。エレノアは近くにいたジョルゴール人に助けを求めるがそれはメアリーとその取り巻きたちでエレノアは捕まり乱暴されそうになる。そこへゼノが現れてジョルゴール人たちをバラバラに殺してエレノアを助ける。

ゼノはエレノアの脅威を全て排除すると宣言して、近くにいた沙羅を排除しようとする。クロと一緒に生きたいと願う沙羅は爆発的な力を発揮してゼノに一撃を浴びせるものの地面に叩き付けられて身動きできなくなる。エレノアがゼノを止めようとし、ゼノの手刀が沙羅に突き刺さる瞬間、クロが現われる。

クロとゼノが戦い始めたのと時を同じくして最高司令官総司令部オセ・アガートラームはクロを倒す為だけに、ジョルゴール人の住む街へ爆撃を始める。沙羅やエレノアにも危険が迫るが戦いに夢中になっているゼノはそれに気付かなかったが、クロは戦いながら二人へ降り注ぐ爆弾を阻止し、ゼノの未熟さを指摘する。クロの圧倒的な力の美しさにゼノは感動の涙を流し、クロはゼノに止めを差さずに再戦を言い含める。

ジョルゴールへ帰りたいというエレノアとゼノと別れた沙羅はクロを追いかけ「クロが好き、ずっと側に居たい」と思いを伝えるがその直後狙撃され、それをかばったクロが被弾してしまう。標的となった沙羅を投げ飛ばして救うクロだったが、その全身を銃弾が襲う。そして次号完結！