【漫画】87CLOCKERS(4) の感想
87CLOCKERS 4 (ヤングジャンプコミックス)作者が「のだめカンタービレ」の二ノ宮知子さんということと、少女漫画なのに何でテーマがOC(オーバークロック)なんだ?というミスマッチ感が気になって読み始めた作品です。
主人公奏(かなで)とハナとの恋愛物語だと思って読んでいるのですが、題材となっているOCの説明や大会の描写を相当細かく突っ込んでいるせいでなかなか話が進んでいきません。やっと導入パートを終えて次巻から恋愛パートに入ってくるかなぁ、というところです。今のところ奏→ハナ→MIKEという片思いですね。
ハナの家庭事情も少しわかってきて、牧場でバイトすることになった奏とハナがどう展開して行くのか見守りましょう。
題材になっているOC(オーバークロック)ですが、これって結局のところ、のだめだったら音楽と音楽コンクール、スポート漫画だったらバスケやサッカーとその試合に相当するもので「主人公が熱中して目標達成によって成長するもの」だったら他の題材に置き換えられるものでしかないと思うのですが、相当マニアックな内容なので果たしてどれだけの読者が興味を持っているのか、面白さが半減してしまっていないのか気になるところです。個人的にはOCもFPSもやったことがあるので退屈に感じてしまいます。
作者はよっぽど液体窒素が気に入ったんでしょうけど、OCに関する教訓はそろそろネタ切れなんじゃないでしょうか?今後は恋愛色が強くなって行くと思いますが。はてさて。
<あらすじ>
草食系音大生の一ノ瀬奏は、アパートの前に裸足で立っていた美少女ハナに一目惚れする。ハナがバイトをしながらOC(オーバークロック)で世界記録を持つMIKEをサポートしていること知り仲良くなりたい奏もOCを始める。偶然出会ったキャバ嬢OCジュリアと大会に出場に好成績を残すなど徐々にOCにハマっていく奏。
<4巻のあらすじ>
憧れのMIKEがアキバ杯にゲスト出場することを知ったジュリアは奏と再びペアを組んで出場する。奏とジュリアはFPS(主人公視点のアクションゲーム)のハイスコアとOC(パソコンのCPUを高速に動作させること)のクロック数の高さを競う大会で、隠れてチートしている中学生Seiya&モッちんチーム、優勝賞金で結婚式を挙げたいネトゲ廃人夫婦シータ&パズーチーム、引きこもりの生徒とコミュニケーションするために始めたゲームにハマってしまった花田先生&学年主任チーム等と戦い優勝する。
MIKEのアパートで液体窒素を安く分けてくれる牧場主タカオに会った奏は、その牧場でバイトすることを決める。そのときアパートの前で地元の御曹司である許嫁との結婚を強要され両親と揉めていたハナは、アパートから出てきたタカオとかけおちを宣言して逃げ出す。ハナのことが気になる奏は取るものも取り敢えず千葉県の牧場へハナを追いかけて行く。
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